市政報告

【恵那市議会】市政報告 第6号 令和4年4月発行

 今年は梅の開花が少し遅れたようでしたが、3月後半からは暖かい日が増え春の訪れを感じられるようになってきました。 3年目に入る新型コロナウイルスの感染は、まん延防止等重点措置が3月に解除されましたが、まだ若年層を中心にクラスターの発生などもあり、子どもたちにとって重要な行事であります教育課程を修了したことを認定し、お祝いをする卒業証書授与式なども縮小を余儀なくされました。新型コロナウイルス感染症の1日も早い終息を願っております。

リニューアルした議場

 今回の市政報告は、令和4年2月24日に招集されました令和4年第1回恵那市議会の定例会で、令和3年度補正予算関係7件、令和4年度当初予算関係10件、条例改正関係10件(うち追加議案2件)、人事関係1件(追加議案)、議会提案2件がすべて可決されました。その概要などを報告させていただきます。

令和4年第1回恵那市議会・定例会 2月24日~3月22日開催

【予算関係】17件(補正7件、当初10件)

令和3年度補正予算

■令和3年度恵那市一般会計(第9号)
■国民健康保険事業特別会計(第3号)
■介護保険事業特別会計(第3号)
■後期高齢者 医療特別会計(第2号)
■下水道事業会計(第2号)
■病院事業 会計(第3号)
■国民健康保険診療所事業会計(第2号)

(補正予算の概要)

新型コロナウイルス関係事業121,582 千円(増額)
緊急対応を要する事業156,627 千円(増額)
寄附、国庫・県支出金等活用事業322,298 千円(増額)
事業費の精算▲317,369 千円(減額)
基金を積み立てる事業284,817 千円(増額)
他会計の予算補正に伴う事業▲1,892 千円(減額)
「新型コロナウイルス感染症対策として、高齢者公共交通利用 券やプレミアム付商品券発行経費などが計上されています。 また、国の補正予算により財源確保が可能となり前倒しで行 う事業も含まれており、多くが翌年度(令和4年度)に繰越し て使用する繰越明許費となっています」

■補正予算計上の上矢作町内での主な事業

  • 上矢作体育館雨漏り修繕
  • 上矢作グランド旧トイレ解体
  • 上矢作中学校とこども園トイレ洋式化(小学校は整備済)

問:ささゆりの湯源泉ポンプ更新事業費の総額と今後の 費用、源泉箇所数と湧出量は?

答:現在までに要した費用は、今回の補正を含め5億1,900万円程、今後も約1億9,000万円を予定。源泉は2箇所で、峰源泉 8リットル/分、柿畑源泉 20リットル/分の湧出量。

令和4年度当初予算

総額480億円9,040万円(1.6%)
一般会計263億円0,000万円(1.0%)
国民健康保険事業特別会計53億6,080万円(1.0%)
介護保険事業特別会計62億6,340万円(4.4%)
遠山財産区特別会計30万円(0.0%)
上財産区特別会計90万円(0.0%)
後期高齢者医療特別会計7億9,960万円(6.4%)
水道事業会計30億8,010万円(8.3%)
下水道事業会計29億8,810万円(8.0%)
病院事業会計26億2,080万円(△14.1%)
国民健康保険診療所事業会計6億7,640万円(12.0%)
 ※( )内は、対前年度増減率
今回は、介護保険事業特別会計予算の賛成討論で登壇しました!

「令和4年度予算は、長引く新型コロナウイルス感染症の影響による新たな課題に対応するとともに、第2次総合計画後期基本計画の2年目に当たり、計画を着実に実施するための予算を確保し、地球温暖化対策を含めたSDGsの取組に加え、子育て環境の充実やリニア開通に向けたインフラ整備など、市民の誰 もが住み慣れた地域で、年齢や性別に関わりなく元気に働き続け、安心して住み続けることができるまちを目指した予算の編成となっています」

この予算編成方針に合わせて令和4年4月より、まちづくり企画部企画課内に持続可能なまちづくりを推進する「SDGs推進室」、水道環境部環境課内に脱炭素社会えなの実現を推進する「ゼロカーボン推進室」を新設。

■当初予算計上の上矢作町内での主な事業

  • 上矢作病院スプリンクラー設備
  • 暗井沢林道改良
  • 地籍調査(漆原地区)
  • 上矢作分署仮眠室改修

問:地域常設資源回収拠点で追加する収集品目、ごみ減量化の状況は?

答:現在の収集品目以外にペットボトルの追加を検討中。 8地域で資源回収拠点の開設や中サイズの可燃ごみ袋の追加、雑がみを資源として扱うことで、家庭可燃ごみは減少している。

問:新規事業での市内の林道橋梁点検の内容は?

答:林道 34 路線に 51 橋あり、令和4年度に 11 橋を点検、 残り 40 橋は令和5年度以降の予定。橋梁は必要に応じ早期に改修していく。

問:地域の道路を草刈りなどの維持活動で交付金を受ける「みんなの道愛護作業」の実績は?

令和3年度は、185 団体で国道県道分 79.9 km、市道分 394.9 kmと実績は伸びている状況。市道の 34.6%を市民の方々が管理していただき、大変効果が高い事業です。

完成した上矢作グランド (山村広場)トイレ!旧トイレは年内に解体予定です。

【条例関係】10件(一部改正)

恵那市基金条例の一部改正

過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法という新しい法律が施行され、従来の過疎地域自立促進基金から過疎地域持続的発展支援基金への名称変更などの改正を行う。

恵那市病院事業の設置等に関する条例の一部改正

産婦健康診査実施で、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援体制整備のため、産婦健康診査を追加し料金を定めるなどの改正を行う。

恵那市子育て支援拠点施設設置条例の一部改正

恵那文化センターに併設されているこども元気プラザの利用を月曜日から土曜日の午前9時から午後5時までに変更する改正を行う。

恵那市福祉医療費助成に関する条例の一部改正

子どもの福祉医療費助成の対象年齢を15歳から18歳(到 達後の3月31日)に引き上げる改正を行う。

恵那市老人福祉施設条例の一部改正

特別養護老人ホーム福寿苑の入所定員を10人増員し、70 人とする改正を行う。
【参考】市内特別養護老人ホームの定員『市内310人』
(福寿苑70人、明日香苑60人、 万年青苑100人、 こころの丘80人)

恵那市消防関係手数料徴収条例の一部改正

地方公共団体の手数料の標準に関する政令の一部改正によ り、液化石油ガス貯蔵施設等の変更許可審査などの手数料の 改正を行う。

恵那市消防団員の定員・任免・給与・服務等に関する条例の一部改正

地域防災力の充実や消防団員確保を図るため、出動報酬の額を1回 1,500 円から2時間 2,000 円、1日最大 8,000 円に引き上げるなどの改正を行う。

恵那市学校給食センター設置条例の一部改正

恵那南地区の学校給食センターの統合により、恵那市岩村学校給食センターを廃止する改正を行う。 【参考】上矢作小学校と中学校、こども園は明智学校給食センターからの配送となります。

恵那市職員の育児休業等に関する条例の一部改正

人事院規則の一部改正により、非常勤職員の育児休業取得要件の緩和と取得しやすい勤務環境の整備を義務化するなどの改正を行う。

恵那市国民健康保険条例の一部改正

国民健康保険法施行令等の一部改正により、国民健康保険加入の未就学児保険料の均等割額を5割軽減するなどの改正を行う。

【人事関係】1件

恵那市教育長の任命

■岡田 庄二 氏(可児市)…新任

「大畑正幸教育長の任期満了により、新たに教育長として任命」 (略歴)恵那市立恵那西中学校長、恵那市教育委員会副教育長

【議会提案】2件

令和3年度恵那市一般会計補正予算(第9号)に対する決議

ささゆりの湯峰源泉ポンプ更新(観光施設維持管理事業費) については、これまでの度重なる源泉ポンプの発生を踏まえると、今後においても臨時多発的に源泉ポンプの更新が発生することが見込まれ、市財政への負担増が懸念される。 源泉ポンプの更新は多額の費用を要するため、市は「ささゆりの湯」が温泉施設としての存続を含め、運営方法や修理費などの財源確保について方策を講じることを決議した。

ロシアのウクライナ侵略に抗議する決議

国際社会の懸命な外交努力にもかかわらず、ロシアはウクラ ナへの侵攻を開始した。そして、ウクライナ全土への軍事攻撃を行い一般市民にも多数の犠牲者を出している。 また、軍事行為に核使用を前提とするかのようなロシア大統領の発言は、唯一の被爆国として決して許容できるものではない。この武力を背景として一方的に現状を変更しようとする行為は、国際社会の平和と安全を著しく損なうものであり、 ウクライナの主権と領土の一体性を侵害する明白な国際法違反であり断じて容認することはできない。 本市議会は、昨年の東京オリンピックにおいて本市で事前キャンプを行った隣国ポーランドが、ウクライナの避難民を多数受け入れ人道上の支援を行っている中、同国への支援を含め、国際秩序への挑戦とも言える今回のロシアによる軍事行為に対し、抗議と非難の意を強く表明するとともに、世界の恒久平和の実現に向け、即時の攻撃停止と完全撤退を強く求める決議をした。

【参考】(3月24日正午現在)
■ポーランド共和国に対する難民受け入れに伴う支援

寄付金額5,800,867円

■ウクライナ人道危機救援金

寄付金額256,046円(市役所設置分)

※詳細は後日恵那市議会から発行される「議会だより」などでご確認ください。

お知らせ

上矢作町本郷地内の国道257号と418号の交差点付近の土砂流出現場(昨年の7月豪雨で被災)は、岐阜県が土留工や函渠工などで、山側から木の実川まで水が流れるように工事をします。 なお、8月のお盆ごろまで片側交互交通となる予定ですので、ご協力をお願い致します。

ご案内

■日本大正村施設の市民入館無料
毎月第3日曜日(4月17日~)

■中山道広重美術館の観覧料無料
毎週水曜日と金曜日(4月6日~)  毎月第1日曜日は市民のみ無料

太田あつし後援会事務所
〒509-7513恵那市上矢作町小田子718-1-1-2
TEL/FAX 0573-48-3513
E-mail:hogase.atsushi.@gmail.com

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